介護技術コンテスト
兵庫県の補助金事業の一環として、私の所属している兵庫県老人福祉事業協会では、2017年度に介護施設職員の仕事に対するモチベーションや誇りを高めるとともに、県民に対して介護の魅力を発信し、介護への理解を深めてもらうことを目的として介護技術コンテストを企画しています。
入浴介助、排せつ介助、食事介助の3大介助をいかにしてご入居者、ご利用者に満足いくレベルまで高めるかは、若い経験の浅い介護士には必須の課題です。プロとしての技を披露し、互いに切磋琢磨する機会を与えられることはありがたいことです。
来年実施のために介護技術コンテストの視察の目的で、9月25日(日)に青森県へ出かけて来ました。青森県社会福祉協議会の主催でしたが、参加チームが日頃の成果を競いあって大変盛り上がっていました。介護技術の向上と世間に対する介護職員の評価を高めるために『キラリと輝く介護の魅力の発信』を兵庫県でも行っていきたいと思っております。
他に以下の表にまとめていますように、全国で様々な介護技術コンテストが行われています。
全国での介護技術コンテスト実施状況
静岡県 | ささゆり会 | 鳥取県 | 青森県 | |
事業主体 | 静岡県 | サンライフ御立 | こうほうえん | 青森県社協 |
後援団体 | 静岡県介護福祉士会 静岡新聞社・静岡放送他 |
山彦ホーム ライフサポート姫路 |
鳥取県 | 県老人福祉協会 県介護福祉士会他 |
開催日時 | 9月16日・9月17日 10:00~16:30 |
10月1日 9:00~13:00 |
10月8日 9:00~16:00 |
9月25日 13:00~17:30 |
開催場所 | ツインメッセ静岡 | サンライフ御立 | 米子コンベンションセンター | 青森国際ホテル |
種目 | ・食事(軽度・重度) ・入浴(軽度・重度) ・排泄(軽度・重度) |
・看取り・認知症 ・入浴 ・利用者間トラブル対応部門 |
・排泄・入浴・食事 ・認知症・看取り ・口腔ケア |
・排泄の援助 |
事業内容 | 出場者:介護福祉士またはホームヘルパー2級課程もしくは初任者研修課程以上修了者で、介護業務に従事している方。 出場者数:12名×6部門 実技発表内容:①実技(10分以内)②ディスカッション(3分以内) |
出場者:入浴に関してのみ1~2年目職員。 出場者数:9名×3部門 利用者間トラブルのみ2名1チームで9チーム 実技発表内容:現場確認1分 実技7分 講評4分 予備3分 |
出場者:介護従事者で実務経験がある方。かつ、医療・介護等の事業所(法人)に所属されている方。 出場者数:10名×6部門×A・B「A(通算実務経験5年以上)」「B(通算実務経験5年未満)」 実技発表内容:各競技者準備含む16分(内コンテスト時間7分) |
出場者:県内で介護業務に従事している介護職員、介護福祉を学んでいる学生 出場チーム:9チーム 実技発表内容:テーマ「排泄の援助」(実技10分以内、質疑応答5分以内) |
その他 | 審査方法:審査委員会を設置し、公正かつ厳正な審査等を行う。出場者に審査員1名、部門全体を見る審査員が少なくとも1名 表彰:部門ごとに最優秀賞1人を選出する。副賞 トロフィー 記念講演 羽田圭介×高口光子 スペシャル対談 |
審査方法:審査員が、各部門に2人配置されて評価基準票で評価する。主に山彦ホームの職員の方が担っている。対象者役は、サンライフ御立職員 表彰:最優秀賞者にトロフィーと表彰状 記念講演:「最期まで口から食べよう」 講師:つだ歯科 院長 津田 賢治 |
審査基準:非公開 審査方法:事前レポート評価+実技評価+実技特別加点=総合評価 総括的にアドバイザーにより成績が決められる。 記念講演:ノーリフティング・介護ロボットセミナー「優れたQOLサポーターの育成」 講師:新潟医療福祉大学医療技術学部義肢装具自立支援学科 准教授 勝平 純司 氏 |
審査基準:コミュニケーション、プライバシーの配慮、尊厳の保持、意思の尊重、事前の説明と承諾、環境整備、安全、安楽面の配慮、健康状態の把握、自立支援等から総合的に評価 審査方法:介護技術コンテスト検討・審査委員会委員(8名) 表彰:最優秀賞5千円の図書券 優秀賞 3千円の図書券 特別賞 記念講演:「つくろう!介護の未来」 講師:株式会社あおいけあ 代表取締役社長 加藤忠相 |