南海トラフ地震
近年1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災に続き、2011年3月11日に発生した東日本大震災と2度も大きな地震を経験したにもかかわらず、私達はのどもと過ぎれば熱さ忘れるの感があるように思える。
南海トラフの地震は過去400年間に100年から200年の周期で発生している。M7.9の熊野灘を震源とする昭和東南海地震が1944年に発生し、M8.0の潮岬南方沖を震源とする昭和南海地震が1946年に発生している。この地震が起きて現在70年が経過している。その為、今後30年以内に南海トラフ地震が発生する可能性が高まっている。30年以内に発生する確率は学者の間では70%と言われている。
私達の特別養護老人ホーム「セントポーリア愛の郷」でも地震防災マニュアルを現在再点検している最中である。以下に私達の点検項目を挙げてみる。
〈セントポーリア愛の郷の震災点検10項目〉
- 平常時における防災意識
- 施設の被害想定と防災対策
- 緊急時の避難方法と交通アクセスの把握
- 災害時における西宮市の協力要請による要支援者の緊急受け入れ体制の整備
- 防災時における防災体制及び役割分担
- 情報伝達網の整備
- 食糧機材等の準備
- 入居者の家族との連携
- 地域との連携
- 災害発生に備えた訓練
最も新しいマニュアルの整備をしつつ、常にいつ起こるか分からない大災害に備えている。お預かりしているご入居者、ご利用者、職員の安全管理をしっかりと行っていくことが、日々大切であると肝に銘じている次第である。