介護職員処遇改善補助金
厚生労働省は令和4年2月から9月までの8か月間にわたって、介護職員の処遇改善を図る目的で介護職員処遇改善補助金を支給する事を決めました。10月以降は新処遇加算が創設されます。これにより標準的な職員配置の特別養護老人ホームでは、介護職員1人当たりの月額が9000円相当の補助金となります。事業所の判断で介護職員以外のその他の職員の処遇改善の補助金にあてることができますが、補助額が月毎に決まっていますので支給人数が増えればその分月額は9000円より減少します。又事業所は月毎の加算額の2/3以上を基本給か毎月決まって支払う手当の引き上げに使わなければなりません。今までの介護職員処遇改善加算は事業所で働く介護職員が対象でしたが、新処遇改善加算は介護職員以外の職員の賃上げも出来ますので、それぞれの専門職がご入居者・ご利用者の満足のいく生活を手助けしていますので、本当にありがたいと思っています。特養の平均給与は「令和2年度介護従事者処遇状況調査結果」では35万430円となっています。平成31年では33万2320円ですので、約2万円給与がアップしています。年収も平均で約420万円になっており、それなりの給料を手に入れることができるようになりました。今回も月額9000円が上がり、年収も430万円と10万円程度アップします。
多くの人たちに是非特養で働いてもらえれば、人材不足の解消となります。今まで未知の世界である介護業界へ足を踏み入れてくれればと願っています。