介護人材の確保
株式会社リクルートによると2017年5月1日時点での就職内定率は34.8%です。2016年7月1日は71.1%でしたので、2017年7月1日は更にこれよりも内定率は上がっているはずです。超売り手市場の中で、介護業界は大変な状況にあります。介護の団体が行う就職フェアは毎年参加人数が減っています。兵庫県内の介護専門学校の定員充足率も多いところで50%前後と言う状況からして当然の流れでもあります。
私の所属する兵庫県老人福祉事業協会では、昨年度より学生に就職フェアに足を運んでもらうのではなく、私たちが直接学校に出向き、就職案内のプレゼンテーションを行い、面と向かって学生に施設の説明及び紹介を行っています。
2025年には介護職員が37.7万人不足すると言われています。このような流れの中で、いかに介護業界に学生の皆さんに目を向けてもらえるかの新しい取り組みが必要になってきています。将来に渡って働くことのできる労働環境や生涯賃金の整備を行い、しっかりとした人生設計が描けるキャリア形成を学生の皆さんに提示していかねばなりません。又現在、介護現場勤務されている職員が夢を描くことができ、離職を防止することが最大の急務でもあります。